学生時代はソフトボール一筋で、真っ黒になってグラウンドを駆け回っていた記憶しかありません。勉強は正直嫌いでしたので（笑）

卒業後は迷うことなく就職、新幹線の車内販売の仕事をしていました。同年代の仲間とそれなりに楽しく仕事はしていましたが、私を育てながらずっと営業の仕事をしていた母の背中を追いかけたくなって、一念発起、営業の世界に飛び込みました。不動産の営業職を選んだのは、学生時代の友人に「稼ぐなら不動産」と言われたからです（笑）

言葉にすると簡単なんですが、中古のマンションを安く仕入れて、付加価値を付けて高く売ることです。具体的な流れはこんな感じです。

1. 訪問や電話による不動産仲介業者さんの開拓
2. 仲介業者さんから物件情報を入手、物件の内見
3. 周辺相場を調べていくらで仕入れればいいか検討して、
   購入申込書を提出
4. 仕入契約、物件の引渡し
5. リノベーションプランナーと間取りや内装デザインの打合せ ※工事が進んでイメージが具体的になっていく過程が楽しいです
6. リノベーションの完成が近づいたら販売価格の検討、決定、売り出し（販売活動は仲介業者さんに依頼します）
7. 売却契約、物件の引渡し

人生で一番高い買い物と言われている不動産を、自分がこの若さで、年に10件以上買っているということに、今でも驚くことがありますが、ボロボロのお部屋が新築同様に生まれ変わった姿を見ると毎回感動しますし、計画通りに販売出来たときには会社に貢献出来たと達成感でいっぱいになります。

思うように成績が上がらないときは買うことだけが目的になってしまい．．．そういう時に仕入れた物件は必ず販売で苦戦しますし、社長が普段からみんなに話している「仕入の大切さ」を痛感します。ライバル会社も多いので、仕事中は、仲介業者さんから優先的に物件情報をもらえる関係を、どうやって築くかをいつも考えていますね。

まず、宅建の取得ですね。もう勉強が嫌いとか言っている場合じゃないので（苦笑）

自分が入社した時は、本当に不動産のふの字も知らず、皆さんに一から丁寧に教えてもらいました。あまりにも知識が無さすぎて、よく入社できたなと思うくらいです。まだまだ勉強しないといけないことが多いですが、これから入社してくる人たちに、自分がしてもらったようにすることで先輩たちに恩返ししたいですね。

それと、まだ先のことだと思いますが、「営業の仕事は楽しい」と私に言った母のように、家庭を持っても仕事を続けて、いつか母のようになりたいです。